最高におススメ!人生で一番ハマったドラマ「MR.ROBOT/ミスター・ロボット」

SF・スリラー
執事見習い
執事見習い

正直これは、私の20年の海外ドラマファン歴史上、最高の海外ドラマだと思っています。ぜひ、予告編までだけでも見て欲しい!

アメリカに住むことになった約20年前、気づけば以来ずーっと観続けています。そんな海外ドラマフリークが、海外ドラマは観たことないという方向けにはもちろん、次に何観ようか迷っているという方も参考にできるようにあらすじ以外にも注目のキャスト、製作者、脚本家などにも焦点をあてながら紹介したいと思います。

あなたにもハマりそう?まずはざっくりご紹介まで

ラミ・マレック演じる精神を病んだ主人公がハッキングで世界を変えようとする物語。次々暴かれる新事実に開いた口が塞がらないSFサイコ・スリラー

配信:Amazon Prime Video(月額500円~/2020年7月現在)  

期数:第1から4までで完結(完結済み) 

主演:ラミ・マレック(ボヘミアン・ラプソディーのフレディ役で大ブレイク!)

監督・脚本:サム・イスマイル

1シーズンで物語の章が完結していくスタイルで進行します。1話は約1時間。

この作品が好きになりそうな人:

✓スリラー・ミステリー好き

✓プログラミングやハッキングの知識がある/興味がある(なくても十分面白いですけど)

✓映画ファン

✓裏切られたい。いい意味で

✓作りこまれた緻密な作品が好き

おすすめできない人:

×スプラッターは苦手(ずっとそんな感じではないですが一部過激な描写あり)

×~中学生までのお子様

×暇つぶしのながら見ドラマを探している人(難解で見逃し厳禁な作品です)

✓が多かった人はとりあえずこれだけ読んで決めてみて!

首尾一貫としたメッセージをめぐる構成がとにかく素晴らしいの一言。SFスリラー・ミステリー的要素もあり、常に視聴者をよい意味で裏切ってくるので何度でも見返して確認するたび「この時こうだったのはこうだからだったのか・・・!」という新しい発見がある。1個謎が解けたからと言って油断してはいけない、、とにかく観てみてほしい。この作りこみは監督や製作陣の作品への愛を感じます。無駄なものがない。正直、この先の人生もこれより高く評価したいテレビドラマに巡り合うのか謎というレベル。この作品の表現は小説や映画ではなく、TVシリーズというメディアでこそ丁寧に描かれ成し遂げられたものという印象。選んでくれて本当にありがとう!(誰目線)暗い作風ではありますが、最後にしっかりとした救いがあり、見終わったときにはスッキリ感が残ります。2回目だけどほんとにとにかく観てほしい!

と、いうことで気になった方はまずは予告編をどうぞ

MR ROBOT シーズン1予告編
prime video による公式予告編

このラミ様の病み系演技ですよ。最高じゃありませんか。文字を追うのは面倒かもしれませんが、彼の精神病っぽさをはっきり感じられる字幕版での視聴をおススメします。もちろん、Amazonでは字幕も吹き替えも両方視聴ができます。

ちなみにNBCユニバーサルによるDVDのプロモーション用予告編は吹き替え版でした。

「MR. ROBOT/ミスター・ロボット」予告編
NBCユニバーサルによる公式予告編
配信はAmazonの独占!

単発購入もできますが、かなり割高になります。サブスクリプションは30日間の無料トライアルを行っていますので、まずはそちらを利用してご覧ください。

⇒シーズン1のページへひとっ飛びしたい方はこちら!

熱が止まらないので、まだ観ようかって踏み切れない方へ、この作品の魅力をさらに掘り下げてキャストや製作陣のことをご紹介させてくださいませ。

作品を彩る魅力的なキャストたち

ラミ・マレック(エリオット・オルダーソン)

メインキャラを演じるのは、近年HITした映画「ボヘミアンラプソディー」でフレディ・マーキュリーを演じた彼です。映画でも良い演技でしたよね~惚れ惚れ。ネタばれになりそうなのであまり多くを語りませんが、本ドラマでの役どころは非常に複雑で、精神的な問題を抱えた人物です。抱えた苦悩、落ち着きのなさ、不安・焦燥…監督による演出が素晴らしいことももちろんですが、ラミの表情・声、間…文句なしの演技でした。このキャラを演じるのは難しかったんじゃないかな、と勝手に想像し、完結まで見事演じ切ってくれた彼に感服です。

クリスチャン・スレーター(ミスター・ロボット)

この俳優さんの出演作、リストを見てもピンとくるものが正直なかったんですが、子役からハリウッド映画に度々出演してきた方なんだそう。なんでもっと、代名詞的な出演作がないのか不思議というくらい、この役どころの演技も「味があって」すばらしい往年のスター級やないか、、と思っていたら本作でゴールデングローブ賞を受賞しました。ラミとクリスチャンは制作にも加わっていて、この2人は単なる演者ではなく、多角的に作品に関わっていたようですね。

マルティン・ヴァルストロム(タイレル・ウェリック)

繊細や弱さを隠し切れない、見栄っ張りな野心家。神経質でクリーピーな感じの怖さを見事に演じ切ってくれた彼も存在感絶大でした。作中を通しての彼の立ち位置とエリオットとの関係性の変化にも注目して観てほしい。どこかでTVシリーズの出演は初めてと読みましたが、今後ほかの作品でみられるんじゃないかと期待。

マイケル・クリストファー(フィリップ・プライス)

名言が響くのは彼の演技力。なんか映像向けっていうより舞台風の演技をする人だなあと思っていたら、劇の脚本を書いていてピューリッツアーやトニーを取っている方なんですね。どうりでと思いましたが、その演技が作風とマッチしている気がするんです。作中での彼の撮り方ももしかして舞台を意識していたりするのでしょうか。精神状態を表したようなカメラワークとともに、彼の演技にも注目してほしい。

カーリー・チャイキン(ダーリーン)

この物語において、かなりのキーパーソンとなる彼女の演技にも注目。作品の2週目以降でよく見ておきたい役になるはず!あまり書くとネタバレしてしまうので控えますが・・・ファイナルシーズンの最終話での彼女はとても印象的でした。

脇役たちも超個性的な怪演で魅せてくれます

特に注目は、ステファニー・コーネリアセン(ジョアンナ・ウェリック)

元はモデルさんとの事でとても美しい方です。ただその美しさがまた彼女の強さや、夫のタイレルとは違う方向性のクリーピーさを加速させていて、ほんとに怖かった…笑。ちなみにステファニーさん自身も結構な気の強い怖い方で、SNSで脅迫してきた男を検索エンジンから特定し、自宅の写真をゲット。相手にはその写真に「またお前の家を覗いてやる」とコメントをしてやったというのだからすごい…作中でのあれは演技…だけであってほしい。

他にもエリオット・ビラー(フェルナンド・ベラ)、アシュリー・アトキンソン(剥製術師ジャニス)、ジョーイ・バッドアス(レオン)、ボビー・カナヴェイル(アービング)も良かったですが、細かくご紹介していくとネタバレてしまうのでここまでで終わりにしておきます。

DVDの発売にあわせ、キャストと製作陣によるメイキングもNBCユニバーサルの公式YouTubeから公開されています!

「MR.ROBOTミスター・ロボット」2017.3.8リリースDVD-BOX 特典ダイジェスト
NBCユニバーサルによる公式チャンネルより

作品への愛がすごい!クリエイターと放送局

クリエイター:サム・イスマイル

監督サム・イスマイルは本作の原案・脚本を考え、現場での総指揮をとっています。シーズン1の一部以外はすべて、彼の監督で撮影されたようです。ラミと同じくエジプトにルーツを持つアメリカ人で、作品内ではイスラム教徒である彼の宗教観も描かれている。無名のクリエイター、新進気鋭と評されるサム。私は勝手にこの人、絶対今後超売れっ子になると確信しています。この作品、観ていただければわかりますが、本当に丁寧に作り込まれています。相当な熱量があったんでしょうね。

サムは同じくamazon prime videoで配信中のジュリア・ロバーツ主演の政治スリラー「ホームカミング」でも監督を務め、ラミとのタッグで監督する予定の「American Radical(原題案)」についても注目したいところ。楽しみすぎる!

放送局:USAネットワーク

サム・イスマイルは本作の脚本・原案も担当していて、映像化にあたり様々な放送局に交渉に行ったそうですが、意外にもUSAネットワーク以外はすべて断られたそうです。それでも、USAネットワークはサムの脚本やヴィジョンを信じて修正など口出すことはなく、4シーズンの完結構想についても肯定的で作品をファンとして応援してくれていたそうです。本当に、たくさんの方が愛を注ぎ、丁寧に作られた作品なんだと勝手に感動しました。笑

2020年のエミー賞の行方も楽しみ!

あまり骨太な話ができる友人がいないためだいぶ力が入ってしまいましたが、本当におススメな作品です。視聴してみて、「良い!」と思ったら是非感想について話し合いたいです!笑 コメント欄は有効にしておりませんので、個人的にご感想をいただけます場合はTwitterまでお願いします。

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